last up date 2002/04/07 02:00

"ONE MORE DREAM"+Remix!!!
ONE MORE DREAM+Remix!!!ジャケット 2001年10月6日 淡路夢舞台スーパーフラワーライブ2001「ONE MORE DREAM」

人は人生の中で何度ぐらい「あれは夢のようだった」と思い起こす出来事に出会うのだろう。たぶんそうたくさんあるものではないし、何度もあるのもどうかと思うのだが、とにかくこのライブは素直にそう思える出来事のひとつであると、今、久々にそのライブ盤を耳にしてつくづく感じている。あれから半年余り経ってしまったけど、ちょっとあの日にスリップしてみまッス。

 ライブ盤の1曲1曲を解説するなんて基本的にはナンセンスなのでそこは省くとして、まずこのアルバムを再生ON!!した時、このフェイドイン処理すらしていないぶっちぎれたオープニングはやめてほしかったなぁ。とてもかっこいいトラックだったのに! とにかくこのオープニングSEが会場に轟いている時、観客席には破裂せんばかりの興奮が充満していた。hiroのソロライブ終了後からSPEED登場までの数分間は実際数時間にも感じられ、もう会場中がとりわけ仁絵ちゃんファンにとっては失禁寸前(だったはず)。
 淡路の空は強い風に灰色の雲が流されていた。そして爆発音。「ALL MY TRUE LOVE」〜「STEADY」!ステージにSPEEDがいる!仁絵ちゃんがいる!SPEEDのライブが始まったよ!

 さて。ライブは私が切に願っていた「バンドによる生演奏」だった。私は観客を前にした時のSPEEDの、背伸びしてみせるような、何て言うかいい具合にアマチュアリズム的なパフォーマンスがたまらなく好きだ。だからこそ後ろの演奏も危なっかしい程の緊張感に包まれた、その日限りのパフォーマンスをして欲しいと常々思っている(どんな凄腕ミュージシャンが揃っていようとも)。その点で生演奏は非常に嬉しかったし、実際ステージ上の人間全員の緊張感がダイレクトに伝わってきて、観客の興奮とそれが真っ正面からぶつかるという、文字通りの「ライブ」をあの場で感じられた(ドラムがどうしても気に入らないけど)。
 その点においてはきれいにライン録りされたこのライブ盤は、臨場感を伝えきれていないという部分で大きな物足りなさを感じる。ま、世に出ているライブアルバムの大半がそうなんでしょうけど。となると、ライブ音源って結局はそのライブへ足を運んだ人だけが楽しむもの、、、なのかなあ。

 ゲッ、SPEEDのことをあまり書いていなかった(汗)。実際この日の私ははっきりいって仁絵ちゃんばかりを見ていて、「約1年半ぶりのSPEEDを見ていたか」と問われたらかなり苦しいのだがあえて書くなら、1年半ぶりだろうと、hiroちゃんが見事なレディ体型になっていようと、仁絵ちゃんの腰に今まで以上のうねりが加わっていようと、とにかくどこからどこまでも「SPEEDのライブだなあ」と感じた。解散以後、4人はそれぞれの生活をそれぞれの気持で過ごしてきたにもかかわらず、この夜の4人は「SPEED」だった。それが「すんなり」なのか「リハを重ねた末」なのかはどうでもいい。もちろん、あの曲のあの部分の発声法を変えただの、原曲のキーだと苦しそうだの、そういう事を逐一発見するライブであるわけもない。「今日は楽しんでいってね」と手を振る4人の表情、それがすべてであり、「あれは夢のようだった」と思わせてくれる所以はまさにここにある。結局のところ「どこからどこまでもSPEEDのライブだなあ」と感じられた事こそが、この上ない歓喜だったのかもしれないと、けっこう後になって気づいた。
ありがとう、SPEED! あの夜のビールの味は格別だったさ!!! またいつか。きっと。※私の体力が本格的にもたなくなる前に頼みます〜(笑)。
 なんだかアルバムレビューじゃなくてライブレビューになってしまった・・・。

追記:「ALL MY TRUE LOVE」「STEADY」「White Love」の各Remixバージョンは、正直この盤にはいらないと思うぞ!(笑)。
発売日 2001年12月19日
型番 TFCC-88198

文章:achaさん(ひとら〜連会員番号011番)